CPUって何?メモリ?ストレージと違うの?
パソコンの仕組みを考えると難しく感じてしまうかもしれませんが、
人間の各機能に例えると結構わかりやすかったりします。
今回は超簡単にパソコンの機能と人間の機能を重ねて考えてみようと思います。
各役割を覚える事によってパソコンへの理解度が深まり
パソコンを購入する時に自分には何が必要なのかわかったり、何か問題が生じた時に対処しやすくなるかもしれません。
1.パソコンを人間に例えると
2.パソコンの動く流れ
3.パソコンを早くするには
パソコンを人間に例えると
パーツ | 人間の体で例えると… | 役割 |
---|---|---|
CPU(中央処理装置) | 頭脳 | 計算したり、命令を出したりする |
メモリ(RAM) | 短期記憶 | 作業中のデータを一時的に保存する |
ストレージ(HDD・SSD) | 長期記憶 | データやファイルを保存する |
マザーボード | 神経・血管 | 各パーツをつなげて動かす |
電源ユニット | 心臓 | パソコンに電気を送る |
画面(ディスプレイ) | 目 | 画面に情報を表示する |
キーボード・マウス | 手 | パソコンに指示を出す |
グラフィックボード(GPU) | 目の神経 | 映像を処理して画面に映す |
パソコンの動く流れ
- 電源を入れる → 心臓(電源ユニット)が動き出す
最初にパソコンの電源を入れると、電源ユニットが動きます。電源ユニットはパソコンに必要な電気を供給する部品で、パソコン全体に電力を送ります。これによって、すべてのパーツ(CPU、メモリ、ディスプレイなど)が動き出します。 - CPUが起動 → 「これから動くよ!」と命令を出す
電源が入ると、**CPU(中央処理装置)**が一番最初に動きます。CPUは「頭脳」のような存在で、パソコンのすべての計算や指示を行います。パソコンが最初に行うのは、**POST(Power On Self Test)**という自己診断で、内部が正常に動いているかチェックします。この時、CPUはメモリやストレージ、グラフィックカード(GPU)などの周辺機器が正しく接続されているかを確認し、問題がなければ次のステップに進みます
- OS(WindowsやMac)が起動 → 「使える状態」にする
次に、OS(オペレーティングシステム)が起動します。これは、パソコンが「どんな操作をすればいいのか」を指示するソフトウェアで、例えばWindowsやMacOS、Linuxなどがあります。OSは、ハードウェア(CPU、メモリ、ストレージ)を管理して、ユーザーが使いやすいように情報を整理し、操作を可能にします。例えば、デスクトップ画面が表示されたり、スタートメニューが使えるようになったりするのは、このOSが起動しているおかげです。
- メモリが作業開始 → いろんなアプリやデータを開く
パソコンが起動した後、**メモリ(RAM)**が活躍します。メモリは作業中のデータやアプリを一時的に保存する役割があります。例えば、アプリケーションを開いたり、ウェブページを表示したりすると、これらの情報がメモリに読み込まれます。メモリは非常に高速で、すばやくデータを読み書きできるため、作業をスムーズに行うことができます。ただし、メモリは一時的な記憶なので、パソコンをシャットダウンしたり再起動したりすると、保存されていたデータは消えてしまいます。
- HDDやSSDに保存 → 「ファイルを保存」すると記憶される
メモリは一時的な記憶のため、長期間保存したいデータ(例えば、文書や写真、音楽など)は**HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)**に保存されます。HDDやSSDは、パソコンの「長期記憶」の役割を担っていて、電源を切ってもデータが消えることはありません。SSDの方がHDDよりも読み書きが速いため、パソコンの起動が速くなったり、アプリの立ち上がりがスムーズになったりします。
パソコンを速くするには?
- メモリを増やす → たくさんの作業を同時にできる
メモリを増やすと…たくさんのアプリを同時に開いたり、大きなファイルを編集したりしても、スムーズに動作します。特に動画編集やゲーム、大規模なデータ解析を行う場合には、メモリを増やすことが効果的です。。
- SSDにする → 起動やデータの読み書きが速くなる
SSDに交換すると…もしHDDを使っているなら、SSDに交換するだけで劇的にパフォーマンスが向上します。特に、パソコンの起動時間やアプリの立ち上がり、ファイルの読み書きが非常に速くなります。 - CPUの性能を上げる → 計算速度が上がる
CPUの性能を上げると…高性能なCPUに交換すると、計算速度が速くなり、アプリケーションやゲームの処理がスムーズになります。特に、複数の作業を同時に行う場合(例えば、複数のアプリを開いて作業する場合)にその効果が実感しやすいです。
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